それは突然の事だった。
自分は教経の部下でしかないという現実。
その壁を壊したくて…。
「教経様、大雨ですね」
「こうも降られては衣変えが大変だ」
そういって部屋に入っていく教経の後を付いて行く。
「菊王、聞いておるか?」
「…はい」
「それで我はそれを逆手にとって…」
…欲しい。
でもそんな…無理だろう。
だが我慢できぬ。
「教経様…お体、拭かせてください」
「…なんだ?いきなり。もう衣も変えたというのに」
「欲しいです…。教経様。貴方が」
「菊王、お前はまだ稚児…」
「いいえ…私はもう…我慢できないのです。」
「ぅうっ」
いきなり菊王は教経に抱きついた。
そして首筋から口付けして教経の衣を脱がせていく。
「お前も、大人になったな…ふふ」
教経はくすりと笑うと逆に菊王を押し倒した。
「教経様…」
菊王はその身を任せて眠りについた。
安心したのか教経にそっと抱きついて。
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イマイチだ。
甘いな。