与一は夜眠れずふと障子戸の外を見た。
誰かがいる。
まさか、平家の刺客か・・・!?障子戸をあけた。
「貴方は・・・」
「ごめん・・・与一、起こしちゃった・・・?」
そこには下の衣を脱いでいる敦盛がいた。
「何をしているんですか・・・?こんな夜に、私の部屋で」
「ぁ・・・その・・・はぁっ・・・えと・・・あのね・・・」
敦盛は息を切らしている。
「・・・敦盛、貴方、衣を脱いで、一体何を・・・」
敦盛は与一の傍に這いずる様にして近寄ると、抱きしめた。
「あのね・・・私・・・どうしたらいいか・・・」
「どうしたらって・・・?」
「今日は・・・与一の事を考えてた・・・そしたら、疼くの・・・」
「疼くって・・・まさか」
「うん・・・ここが」
そういうと敦盛は自身を与一の体に押し付けた。
「・・・ぁ・・・やっぱり・・・ここだ」
「な、何をなさってるんですか!?早く衣を・・・」
「・・・与一は、女を抱いたことはあるの・・・?」
答えない与一に、敦盛はさらに近寄る。
「ねぇ・・・あるんでしょ・・・男でも女でもいいから・・・私・・・」
「敦盛・・・駄目ですよ・・・それ以上・・・」
敦盛は与一を押し倒した。
「ねぇ・・・ったら・・・抱いてよ・・・」
「はい・・・」
与一は我慢できなくなった。
「私は・・・いままでこんな事なかったから・・・」
「そうでしょう・・・まだ稚児だと思っていましたよ」
「ひどーい」
敦盛はじゃれながら与一に甘える。
「殿に見つからないよう、声を出さないでくださいね?」
「うん・・・いいよ」
与一は成長した敦盛自身を可愛がる。
「気持ちいぃ・・・。」
「貴方の大事なモノですし、これからは、私にとっても大事なものです」
「・・・ってことは、これからも抱いてくれるの?」
「まぁ、そうなりますね」
「良かった・・・」
敦盛は与一の肌の上を撫でた。
「与一は、優しいから肌も綺麗なんだね」
「そんな事ありませんよ」
「だって・・・私は・・・」
「敦盛・・・」
二人はお互いを求め合って、口付けした。
*******************************************************************************************
敦盛は何してたんでしょう。。。
書いてみて、「あ、怪しい・・・」
取り合えずハッピーエンドで。